身延山を下見(登らず)&聖地巡礼(ゆるキャン△)

大菩薩・奥秩父

こんにちは。今週末訪れたのは山梨の南側。珍しくレンタカー利用で2泊3日でぐるっと回ってきました。
木曜の朝の特急あずさで甲府へ。

甲府駅でレンタカーを借りてまず訪れたのは早川町奈良田地区。

奈良田に入る道は1本だけ。さらに奈良田からは北岳の入口である広河原までの道があるのだけど、マイカー規制でバス以外は通れない、つまりどん詰まり。

陸の孤島とか秘境みがあります。訪れたときはハイカーさんが数人歩いていらっしゃいました。どん詰まりのところには日帰り温泉とおしゃれなカフェがありました。

次に訪れたのは伝統的建造物群保存地区(伝建)の赤沢宿。ここはゆるキャン△7巻でリンちゃんが訪れた場所。身延山久遠寺から七面山への参道の中ほどにある宿場だそう。

かなり車で細い道を上ったところにある渋い伝建でした。登山道具もない時代に参詣で身延山から七面山まで歩いた信者の方々に頭が下がります。宿の軒先には講の記録を記した木札(講中札=マネギ板というらしい)が掲げられていました。世話人とか、幹事とか役職が書かれているのが興味深いです。

今は営業している宿はないのかな?調べた限り営業中の情報は出てきませんでした。

半日ドライブを終えて今日の宿泊地である下部温泉へ。

宿の写真撮るの忘れました。泊ったのは駅から近い下部ホテル。日帰りプランも充実しているし、釣り堀とかいろいろ楽しい工夫が盛りだくさんで、小さな子どもがいるファミリーは楽しそう。ハッピーアワーは無料のビールやワインを楽しめたり、夜も太鼓の演奏があったり、お風呂上がりの無料アイスとか宿泊客にも魅力的なサービス満点でかなり満足度の高い楽しい滞在でした。

下部ホテル

あとは、駅からすぐの場所に日帰り温泉ができたよう。タニタカフェも入ったみたいで、立ち寄るにはいいかもしれません。

ヘルシースパ サンロード しもべの湯

翌日は本栖湖を訪問。てっきり湖は標高の低いところにあるものだと思っていたのですが、本栖湖はかなりのグネグネ道を上った先にありました。

金曜だったので浩庵キャンプ場にはキャンパーさんが集まっていらっしゃいました。

ここがゆるキャン△の1話でリンちゃんとなでしこちゃんが出会ったトイレ。

ここの横から中ノ倉峠に登る道が。峠からは千円札の富士山が見えるみたいですよ。

2泊目の宿泊地は身延山の宿坊。外国人に人気のよう。宿泊客の半分以上は外国人でした。

さて、土曜の早朝がメインイベントです。それは久遠寺での朝のお勤め。朝4時前に起きて、車で久遠寺に向かいます。

朝の4時半というのに、信者の団体の方がいらっしゃっていました。

団体のリーダーらしき方とお話しすると、朝のお勤めは夏季は5時半からということですが、5時になるとお坊様が鐘つきをすると教えていただきました。

いやあ、これはぜひYouTubeとかで観てみてください。想像を超えてます。

そのあとは、本堂で朝のお勤め。特に手続きとかは不要。本堂に入って正座してもいいし、椅子を使ってもOK。

時間になると30人くらいのお坊さんたちが入ってきて、お経を唱え始めるので一緒に唱えます。

外国人もちらほら。途中にお焼香する時間があったので、どうするのかな?と思っていたら、ちゃんとお坊さんが欧米系の外国人カップルを誘導して一緒にお焼香していました。

全部終わったのは6時15分頃。すっかり日は上っていて周りは明るくなっています。

でもね、この時点でもう暑いの。予定ではロープウェイで山頂まで上がってそこから歩いて降りて来ようかと思っていたの(本当は登るのも徒歩でと思っていたのだけど往復で5時間以上かかるので断念)。ただこの暑さではむーりーーー。涼しい季節に再訪することにして宿に戻ることにしました。

ロープウェイ駅は本堂の左側を進むとすぐにあります。

朝食をいただいてチェックアウト。どう帰ろうかなと思って調べてみると、甲府に向かう途中に眺めのよい日帰り温泉がある模様。さらに調べるとその近くにゴールドラッシュというとても甘いトウモロコシが売られている道の駅があるみたい。向かうか!

道の駅とよとみ

……速攻で売り切れていて気配すら残っていませんでした。すごいな。開店時間前に並ぶ必要があるみたい。

気を取り直して日帰り温泉「みたまの湯」へ。なんでも絶景だとか。10時オープン目掛けて着いたのは10分前。すでにお客さんが何組もいます。

みたまの湯

泉質はモールということで茶褐色。いいね。そして確かにパノラマっぷりがすごい。平野とそれを取り囲む山々の広がり具合に圧倒。

真夏の低い標高の場所で温泉に入ることはあまりないのですが、来た甲斐がありました。

そして甲府駅へ。駅直結のバーでかちわりワインをいただいて帰路に着きました。

予告したのに、登らなくてごめんなさい。ちゃんと準備はしていったのですが暑くて無理でした。あとは身延山は日蓮宗総本山なので、普通の登山とは違ってちゃんと身延山のことを理解して登らないといけないと気持ちが引き締まりました。山頂は日蓮上人が故郷の方面に向かって両親を思うための場所だということを知ると、それを尊重して訪れないといけないと思いました。

七面山も訪れたいですしね。今回の下見をもとにきちんと計画して訪れたいと思います。

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